ついに大手通信キャリアのKDDIから発売されるSIMフリー端末!!「BlackBerry KEY2」の紹介

前回に続き「BlackBerry KEY2」の紹介をしていきたい。

8月31日に「BlackBerry KEY2」の驚くべき情報が公開されたのでこちらにも記載する。
KDDIが運営するauショップやオンラインマーケットで販売される事となるとの発表だった。
au Online Shopの他にauショップ、 KDDIおよび沖縄セルラーの直営店でも販売がされるとの事だ。
キャリアショップでも扱う様になり、実質的にauからSIMフリー携帯が販売されると言う形になった。
大手通信キャリアからSIMフリー機を販売する時が来るとは、日本にいる限り当分来ないと思っていた為、衝撃の発表である。
前回の記事に書いたが「BlackBerry KEY2」と一番相性の良い、通信回線であるauから発売されるとなると、au回線を利用していてそろそろ機種変更を考えているユーザーにとっては、購入の敷居も下がり買いやすい環境と思われる。
これを機会にSIMフリー端末デビューしてみてはいかがだろうか?

販売間近!!製品版に搭載される日本語IMEをチェック!!

発売日が確定したので製品版のソフトウェアバージョンは無いか販売元の「株式会社FOX」へ問い合わせた所、前回のレビュー記事に好評いただいたのかお借りする事が出来たので一番気になるであろう日本語入力周りを紹介していきたい。
フルキーボードが特徴の「BlackBerry KEY2」のデフォルトの日本語IME周りを前回も紹介したが、今回の日本語IMEは発売時にはプリインストールされている「オムロン ソフトウェア株式会社」製の日本語IME「iWnn IME」が搭載される事が決まった。
※販売される実機とは若干挙動が異なる場合がありますのでご了承ください。

各段に使いやすくなった日本語入力!!

販売時に搭載されている「iWnn IME」だが、前回紹介した際に搭載されていた「BlackBerryキーボード」とはいくつかの操作方法の違いがある。
例えば、日本語と英語の切り替え方法だ。「BlackBerryキーボード」では「alt+Enter」の同時押しかスペースキーの長押しだったが、今回搭載された「iWnn IME」では「↑(Shift)+Space」で日本語と英語を切り替える事が可能となっている。

押しやすいキートップ形状。

押しやすいキートップ形状。

一番使いやすくなった所は変換候補の確定ではないだろうか?
実際、使ってみて、この変換周りが変わるだけでここまでストレスが軽減されるとは思っていなかった。
具体的には、「BlackBerryキーボード」ではひらがなを入力後、画面下部に変換候補が表示される。その変換候補から該当する文字を画面タップして選択する訳だが、たわいのない作業の様に見えてこの指の移動が面倒である。
今回搭載された「iWnn IME」では同じく画面下部に表示される変換候補をスペースキーで選び、エンターキーで選択するだけだ。
パソコンライクな一般的な使い方が可能となっている。
また、「iWnn IME」を利用した際にも「BlackBerryキーボード」特有の文字入力中にキーボード表面をスワイプする事で、カーソルを移動して文字を選択出来る機能が使えるのはかなり高評価なポイントだ。

スペースキーで変換候補の選択が可能。。

スペースキーで変換候補の選択が可能。。

記号の入力は、「alt」を押しながらキーボードにグレーで印字されているキーを押すことで可能だ。キーに印字されていないその他の記号などは「sym」キーを押すと表示される画面で「記号」を画面タップで選択すると、一覧が出てくるので選択すればよい。
日常的に使う記号はキーに印字されているのですぐ利用できる。普段あまり使わない記号は上記の方法で出てくるのでキーには印字されていない為、キートップの印字がシンプルなのが良い。

キーに印字の無い記号は一覧からチョイス。

キーに印字の無い記号は一覧からチョイス。

予測変換が各段に賢く!

「BlackBerryキーボード」では文字入力時に表示される変換候補が少ないイメージであったが、「iWnn IME」では各段に自然な文字列の候補が増えた。2文字以上で構成される単語の場合、1文字ずつ変換していたが、長文でも変換されている事が下の画像でも解ると思う。

賢くなった、長文の漢字変換。

賢くなった、長文の漢字変換。

また何度も入力した同じ言葉が候補として表示されるようになった。他のデバイスに搭載されている日本語IMEでは当たり前の様な機能だが、日本語入力においてこの当たり前の機能が搭載されたことで日本版BlackBerryKEY2を買う価値が高くなったのではないだろうか?
外部プラグインにも対応しており、辞書などを追加することも可能だ。

設定項目をチェック!

設定は以下の項目で構成されている。

  • 表示:ソフトウェアキーボードのデザイン変更と変換候補の表示量の変更
  • 予測/変換:変換候補の学習機能関連の設定
  • キー操作:カーソルの移動方法の設定
  • 外部アプリ連携:外部辞書などのプラグイン設定
  • 辞書:自分が頻繁に使う文字列などを登録できる辞書設定
  • その他:上記の設定や自動学習した変換候補などをリセットする項目

この6つの項目で成り立っている。
この項目の中で重要な箇所をピックアップして紹介したいと思う。

・表示の中にある「候補表示エリア」設定

入力した文字列に対する変換候補が画面の下部に表示されるが標準は2行で、表示されるものを増減できる。筆者は3行に変更している。

・予測/変換の中の「半角スペース入力」

全角入力中にスペースキーを押した場合に入力されるスペースは全角だが、これを半角に変更できる。
ECサイトなど、住所入力でスペースが半角しか使えない場合に便利だ。

・辞書の中の設定

頻繁に使う顔文字や固有名詞などを登録すると便利。メールなど文頭に使う定型文などを入れておくことで文字入力を大幅に少なくすることも可能だ。
設定項目としては特別な機能などは無いが、一般的なかゆいところに手が届く設定はあるのでは無いだろうか?
まずはデフォルトの状態で使ってみて少しずつカスタマイズしてみる事をお勧めする。

変換に関してだけでも細かな設定が可能だ。

変換に関してだけでも細かな設定が可能だ。

ビジネス用途に最適な「BlackBerry KEY2」、携帯電話研究家の利用用途とは?

利用を始めて約3週間と1か月近い日付が立ったが、ここで私が使っている利用用途を紹介していきたいと思う。
まず初めに前回の記事で書いた通り、テスト機に搭載されていた日本語IMEは正直なところ変換周りが使いづらく、ハードウェアキーボードと、画面に表示される変換候補の間を指が、行き来しなくてはならなかった。
また何度か入力した単語を学習する機能が無く、また変換候補も数が少なかったので、自然な文章をストレスなく打つには問題があった。
しかし、販売時に搭載されるオムロン社製の日本語IMEは、変換候補と入力候補の学習機能で各段に使いやすくなった。
これを機に私がビジネスシーンで利用するアプリケーションを「BlackBerry KEY2」に移動したほどだ。
例えば、社内の連絡ツールに利用している「LINE WORKS」、1つのトークルームが長くなるので画面のスクロールが必須のアプリだが、トラックパッドの様に使えるキーボードのおかげで文字を入力しながら即座にスクロールを行うことが出来、ソフトウェアキーボードでの利用時より指の移動が少なくなった。
これは気持ちの問題かもしれないが、メールもソフトウェアキーボードの際は短文での返信が多かったのだが、フルキーボードの場合はしっかりと書き込み返信する機会が増えた傾向がある。
全モデルの「BlackBerry KEYone」の時は原稿の納品とスケジュールの調整がつかず5000文字程度の文章を「BlackBerry KEYone」で書いた記憶がある。今回の「BlackBerry KEY2」は、更に使い勝手やキーボード入力した際の操作感が良くなったので、ビジネス用途だけではなく、ブロガーなど文字を多く入力する事があるユーザーにベストマッチではないだろうか?
外見的な所でも端末のスタイルから打ち合わせの場で「BlackBerry KEY2」を出していても様になる。

ビジネスシーンでの利用も様になる。

ビジネスシーンでの利用も様になる。

期間中に新規加入も含むauユーザーが取扱店で予約をすると非売品の手帳型ケースが付属するとのこと。
形状が独特のスマートフォンなのでジャストサイズのケースを入手しておきたいところ。

筆者はPasspoart、KEY1oneも所持していたがスペックUP、ハードウェアの使い心地ともに順当な進化といえるのではないだろうか?
日頃から最低5台は携帯電話を持ち歩いている筆者だが、レビュー用に利用が終わっても、引き続き手持ちの1台が増えそうな端末である。

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池端 隆司
個人で1,000台以上の携帯端末を保有する弊社の携帯博士。株式会社ウェブレッジに2011年入社し、品質検証事業部の事業部長としてテストチームのマネージメントする他、「携帯電話研究家・品質コンサルタント」として活動。品質管理体制の構築・検証手法の提案、ニアショア・オフショア検証の体制構築提案を実施。そのほか国内、国外の携帯電話市場調査やアプリケーションの企画やアイディアの提案なども行う。 著書に「ディープでギークなスマホ情報―これがスマホ&モバイルの未来だ!?」 (技術評論社 2014年6月)がある。
IoT品質検証

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