いびきを自動録音する機能が追加、睡眠アプリ「Sleep Cycle」|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

公開日: : 最終更新日:2017/05/09 木暮祐一のぶらり携帯散歩道 , , ,

睡眠アプリとして知られている「Sleep Cycle」(iOS、Android)。筆者もこのアプリの登場時から愛用しています。自身の記憶によれば、このアプリはもともと快適な目覚めのために眠りの深さを推定し、眠りの浅いところでちゃんと起こしてくれる目覚ましアプリという位置づけだったと思うのですが、最近ではすっかり睡眠分析をしてくれるアプリとして定着しているようです。その「Sleep Cycle」がこのほどアップデートしたと思ったら、なんと「いびき」を検出して自動録音までしてくれる機能が搭載されました。

■眠りの深さを検出してくれるアプリ

このSleep Cycleは、iPhone 3Gが登場以降、ユニークなアプリとして瞬く間に知られていった目覚ましアプリで、筆者もかれこれ8年ほど愛用しています。当初のこのアプリは、目覚まし時刻を設定してiPhoneをアダプタに接続して常時充電される状態にし睡眠中のベッドにiPhoneごと仕込んでおくことで、ベッドの振動などから眠りの深さを分析して設定した時間の直前で最も眠りの浅いところでアラームを鳴らしてくれるというものでした。

ところが、このアプリの提供事業者には睡眠に関わる世界中のユーザーの傾向が収集されるわけで、のちに睡眠分析結果が様々な統計と共に見ることができるようになり、自身の「眠り」について詳しく知ることができるアプリとして広く定着していったようです。

チュートリアル画面。アダプタに接続してベッドまたはベッドサイドに仕込みます

チュートリアル画面。アダプタに接続してベッドまたはベッドサイドに仕込みます

目覚まし設定画面。設定時間からさかのぼって眠りの浅いところでアラームが鳴ります

目覚まし設定画面。設定時間からさかのぼって眠りの浅いところでアラームが鳴ります

こんな感じでその日の眠りを振り返ることができます

こんな感じでその日の眠りを振り返ることができます

実際にはこんなことが分かります。たとえば曜日別快眠度。これは当たり前ですが筆者の場合、土曜日の睡眠が最もシアワセなようです。ちゃんとその傾向が見られますね。

曜日別快眠度や睡眠時間の統計。土曜日の夜はシアワセのようです

曜日別快眠度や睡眠時間の統計。土曜日の夜はシアワセのようです

筆者の場合、やたらと出張が多いので各地に泊まっています。そうしたところでの仮眠度との関係も見られます。ちなみにこの結果は場所の問題とは言い切れませんね。何のためにその場所に出張して宿泊したのかの理由を振り返ると、場所よりも仕事の都合で安眠できなかったことが鮮明に思い起こされます(笑)

睡眠場所と快眠度の関係。出張の多い筆者ならでは(笑) これは上位ランキング

睡眠場所と快眠度の関係。出張の多い筆者ならでは(笑) これは上位ランキング

ついでにその下のほうも見ていきましょう

ついでにその下のほうも見ていきましょう

うーむ、これは場所というよりその場所で悩まされる仕事の影響が大きそう(笑)

うーむ、これは場所というよりその場所で悩まされる仕事の影響が大きそう(笑)

長期間データを取得することでこんな裏付けデータも見えてきます。たとえば気圧が高いと快眠度は高くなり、逆に気圧が低いと快眠度が落ちるんですね。そしてなんと月齢が新月の時は快眠度が高くなることも!

なんとこんな統計も。新月って身体に影響あるんですね

なんとこんな統計も。新月って身体に影響あるんですね

■なんといびきの自動録音機能まで

このSleep Cycleは、もともとはスマートフォンの加速度センサーを使って振動で眠りの深さを検知していたようですが、2015年秋のアップデートで、加速度センサーを使って検知するか、マイク(収音)によって検知するかを選択できるようになりました。

近年、睡眠時無呼吸症候群が話題になり、睡眠中の状態を検査する人を周囲に見かけるようになりましたが、Sleep Cycleがマイクによって眠りの深さを計測するとなれば、いずれこうした睡眠時の健康上の異常などの検出も可能になればよいなと思っていました。そんな矢先、2017年4月末のアップデートで、なんと突然「いびき」の収音が開始されたことに気がつきました。筆者もいびきを気にしていたので、これは自身のいびきの状態を知る上で画期的なアップデートですね。

なんと4月下旬から突然、いびきの記録も追加!

なんと4月下旬から突然、いびきの記録も追加!

そしていびきの記録はグラフ上の表示にとどまらず、なんと自動録音までされていることに気がつきました。自分のいびきをはじめて聞いて、愕然としました(笑) 今は、いびきの収音だけのようですが、これがいずれ病気などの前兆を知ることができる機能に発展するとよいですね。

さらにいびきが自動録音されていました

さらにいびきが自動録音されていました

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木暮祐一
1980年代後半より日本の携帯電話業界動向をウォッチし、携帯電話関連媒体の立ち上げや執筆などに携わる。2000年にはアスキーで携帯電話情報ニュースサイトを立ち上げ編集長を務めた。ケイ・ラボラトリー(現、KLab)を経て2009年に大学教員に転身。2013年より青森公立大学経営経済学部准教授。黎明期からの携帯電話端末コレクションも保有し、その数は1000台以上。株式会社ウェブレッジ社外アドバイザー

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