あのブランド!を冠した防塵耐衝撃スマホ|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

先だって出張したドイツの家電量販店で見かけたユニークなスマホ第二弾! 米国に本社を置く世界最大の建機メーカー「キャタピラー社」。愛称のCATの文字と建機をイメージする黄色を配色した看板を日本でもあちこちで見かけますね。そのCATブランドのスマホがあるんですよ。もちろん日本では未発売なのですが、世界ではすでにスマートフォン3モデル、ケータイが2モデル市販されています。

スマホのミドルモデルを衝動買い

海外の量販店店頭は日ごろ見かけない製品に出会えるので本当に楽しいです。先だってドイツに出張した際に立ち寄った家電量販店のレポート第二弾です。ハッと目に留まった「CAT」のロゴ。ネコではないですよ、これはキャタピラー社のロゴ。建機業界では世界最大手のキャタピラー社製スマホと携帯電話に初めてご対面ですよ。噂には聞いていましたが、海外では普通に流通しているんですね。日本でも発売してくれればいいのに。

まず最初に目にしたのは、Cat B30というケータイ。日本でケータイと言えば、あまり機能を使う必要が無く音声通話さえできればよい人向けと、シンプルに割り切ったモデルばかりでした。最近では、ようやくニーズを察知したのか防水防塵仕様のモデルも出てきたりしましたが、海外ではまだまだニーズはあって様々な端末がラインアップされています。このCat B30は、CATのロゴが物語るように、そしてこの無骨なデザインが物語るように、IP67相当の防水防塵性能、1.8mの高さから落下させても壊れない耐衝撃性能を兼ね備えています。そのそも「キャタピラー社」というだけで、メチャ丈夫そうじゃないですか。フェラーリとかポルシェとは一線を画すブランド力ですよ(笑)

キャタピラー社 Cat B30

キャタピラー社 Cat B30

まあ、このCat B30は価格も安価でしたし、おそらく2G(GSM)にしか対応していないのだろうと良く調べずにスルーしてきてしまったのが大失敗。あとからWebで調べたところ、なんと3G(W-CDMA)にも対応していました。あー、買えばよかった、後の祭り。悔しいので帰国後、欧州のアマゾンからポチってしまいました。早く到着しないかな…。ちなみに3Gの対応周波数ですが、北米向けモデルは日本では使われていない周波数なので注意が必要です。もちろん、欧州・大陸版も3Gはプラチナバンド非対応です。そもそも技適などないでしょうから、日本国外で利用する前提ですよ。

ちなみに、キャタピラー社の携帯電話には、このCat B30のほかにCat B25というモデルも存在するようです。デザイン的にはよりアウトドアっぽいデザインで購買意欲をそそるのですが、こちらは2G(GSM)のみの対応のようで衝動買いを断念。いずれにしても、スマホばかりの世の中で、衝動買いしたくなる携帯電話に出くわしたのも久しぶり。もちろん、キャタピラー社というブランドをネタにできるというだけなのですが…。

スマホのほうは現地で衝動買い

そして、ドイツ国内の別の家電量販店にて、今度はキャタピラー社製のスマホを発見してしまいました。陳列されていたのはキャタピラー社製Cat S30 Smartphoneと、Cat S40 Smartphoneの2モデル。Cat S40のほうが新しいモデルで、性能も上ということなのですが、さらにその上のモデルCat S60 Smartphoneも登場しているようでした、店頭にはありませんでしたが。

キャタピラー社のスマホも見っけ!

キャタピラー社のスマホも見っけ!

黄色い箱がこれまたそそりますね

黄色い箱がこれまたそそりますね

せっかくドイツまで来たんだから、何か自分にご褒美を買ってやらねばということで、Cat S40のほうを衝動買いです。この端末は4G LTEにも対応、そしてデュアルSIMとなっています。端末をショーケースから出してもらい、あとはそれをレジに持って行って会計すればお買い物終了。日本ではたかがスマホを1台購入するにも機種変更含め回線契約手続きに時間がかかって本当に億劫ですね。衝動買いにはこのスピード感が重要です!

速攻レジへ。親切なお兄さんがあれこれ調べてくれてます

速攻レジへ。親切なお兄さんがあれこれ調べてくれてます

ちなみにレジのお兄さんは、これが日本でちゃんと使えるのかどうかなどを丁寧に確認してくれました。対応バンドのチェックですね。こちらは「たぶん大丈夫!」と言っていたのですが、10分ぐらいかけて慎重に調べてくれました(私は江戸っ子なんで、せっかちなんですが…)。それよりも気になっていたのはデュアルSIMで、2回線を同時に3G以上で待ち受けできるかどうかということ。いわゆるDSDS(Dual SIM, Dual Standby)ですね。これ気になるのでちゃんと質問を投げたのですが、お兄さん曰く「OK!OK!」。ところが購入後、いざ試してみたらダメじゃん(コラ)。まあ、そんな気はしていたので、笑って流しましょう。日本では流通していない珍スマホをゲットできただけで十分。

キャタピラー社に対応する企業として、日本にはコマツがありましたね。IoT以前の「M2Mとビッグデータ」というキーワードが流行ったころに、コマツとキャタピラー社のICT利活用とその業績を比較した資料を何度も目にしました(関係者の皆さんもたいていご覧になられているでしょう)。コマツの建機を一度見せていただいたことがありましたが、じつは最新の重機はすごくハイテク(死語?)なんですよ。まるでテスラの運転席に座っているような感覚(ちょっと違いました?!)。キャタピラー社がこんな感じでブランドをうまく生かしてスマホを出しているぐらいなんだから、ここはぜひコマツさんにもぜひそのブランドを使って日本国民がわっと喜ぶようなスマホやIoT機器を出してもらいたいたいな…。

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木暮祐一
1980年代後半より日本の携帯電話業界動向をウォッチし、携帯電話関連媒体の立ち上げや執筆などに携わる。2000年にはアスキーで携帯電話情報ニュースサイトを立ち上げ編集長を務めた。ケイ・ラボラトリー(現、KLab)を経て2009年に大学教員に転身。2013年より青森公立大学経営経済学部准教授。黎明期からの携帯電話端末コレクションも保有し、その数は1000台以上。株式会社ウェブレッジ社外アドバイザー

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