【IoT企画・開発】飲食店メニューを10言語に自動翻訳する『Putmenu』の企画・開発の話

公開日: : IoTコラム, IoT企画・開発 ,

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先日、「【IoT製品紹介】外国人観光客の集客アップに役立つ製品、多言語でメニューを見ることのできる『Putmenu』をご紹介♪」という記事にて、ボクシーズ株式会社が開発・運営しているPutmenuをご紹介しました。

今回は、Putmenuがどのように企画されて開発へと至ったのか?開発はどのように行われたのか?など、ボクシーズの瀧野瀬氏、北村氏にお伺いした内容をまとめました!

※ボクシーズさんの製品は別記事でも紹介しております
手軽に低価格でできる見守りサービス! つながるライトをご紹介♪
    
     

Putmenuとはそもそも何か

Putmenuとは「レストランに来た人が多言語でメニューを見ることができ、そのまま注文をすることができる製品」です。Putmenuを使うことで、多言語を話せるスタッフを雇用せずに外国人観光客への接客が出来るようになるため、外国人観光客向けのインバウンド集客ツールとして活用する事が可能になります。

Putmenuは、PaperBeacon(ペーパービーコン)という表面数cm上に強い電波を発する製品を利用しております。利用例としては、レストランのテーブルにPaperBeaconを設置しておくと、ユーザーがテーブル座ったままスマートフォンから専用のアプリでメニューの注文や店員の呼び出しなどが多言語で出来るようになります。
   
 
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PaperBeaconの上にPutmenu専用アプリを入れたスマートフォンを置くと、そのレストランのメニューが多言語で表示されたり、注文が出来るようになる。
     
        

Putmenuが生まれたキッカケは?

Putmenuの企画のプロセスとして、この製品アイデアをどのように思いついたのか伺ってみました!

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瀧野瀬氏「元々、タグキャストという関連会社がPaperBeaconを開発しており、ラスベガスのCES(Consumer Electronics Show)という世界最大級のIT見本市で発表したところ、投資家の方からレストラン向けのサービスが提供できるのでは?というアイデアを頂き、企画に至りました。Putmenuは、PaperBeaconという技術を使った飲食店向けのアプリケーションというイメージです。」

というように、元々保有していた製品技術の1つの利用シーンとしてPutmenuが生まれたそうです!
     
    

Putmenuの開発・事業化において苦労したことは?

次に、Putmenuの開発や事業化する際に苦労したことについて伺ってみました!

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瀧野瀬氏「2つ課題がありまして、1つ目は開発面でアプリケーションの多言語対応が課題でした。元々アプリ開発を行っていたのでノウハウはありましたが、多言語対応しているアプリ開発は初めてだったため変な翻訳をシステムがしてしまい、当初は苦労しました。現在は、アプリのアップデートをせずとも翻訳結果を管理画面から変更出来るように対応しております。」

というように開発面では、多言語対応アプリの開発という点が大変だったそうですが、アップデートせずに翻訳結果を直す仕組みを導入し対応されたようです。

瀧野瀬氏「2点目の課題は販売の面で、飲食店向けチャネルが無い事でして現在も探り探りやっております。飲食店向けのサービスを行うのは初めてだったので、そのノウハウも保有しておりませんでした。解決方法としては、パートナーを通じて弊社スタッフも飲食店に出向き、直接飲食店の方からフィードバックを頂きながらフィージビリティスタディ(実行可能性調査)という形で、学びながら改善をしている状況になります。」

というように、初めての顧客に対して新しいサービスを提供する際の課題解決の方法としては、フィージビリティスタディという形で、いわば「走りながら考え、修正する」というスピーディーにPDCAを回すスタイルで継続的に製品をブラッシュアップしているようです!
          
           

今後の戦略

最後に、今後の戦略に関して伺ってみました。

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瀧野瀬氏「現在は試験導入で10社程度に導入して頂きフィードバックを受けながら製品をブラッシュアップしている段階ですが、今後も販売パートナー募集を続けながら、試験導入という形でフィージビリティスタディにご協力頂ける飲食店などのお客様を増やして行きたいですね。」

筆者「実際に使ってもらってサービス改善をしていく形ですね。ユーザーテストのような。」

瀧野瀬氏「そうですね。あと将来的には、地方自治体と連携して周辺地域の飲食店やホテル全店舗に導入頂き、「10言語対応の“観光地”です!」などの様な形で外国人観光客の集客をして地域振興などの取り組みが出来ると面白いと思っております。」

たしかに、今のところ外国人観光客は東京、大阪、京都、あたりに多く来ている印象ですが、多言語対応を地域一帯でアピールすることで、地方おこしに繋がる可能性があると感じました。
          
              

まとめ

以上でインタビューは終了ですが、いかがでしたか?
最後に、今回のインタビューを通じて学んだ、Putmenuの企画・開発のポイントについておさらいしておきます!

●既存技術(PaperBeacon)を活用したアプリケーションとして企画に至った
●初めての多言語対応アプリ開発で苦労したが、アップデートせずに翻訳結果を直す仕組みを導入して対応
●フィージビリティスタディという形で、顧客のフィードバックを製品に反映させスピーディーなPDCAを回した
●今後は試験導入を増やしつつ、将来的には自治体との連携も視野に入れる
                   
               
関連記事
【IoT製品紹介】外国人観光客の集客アップに役立つ製品、多言語でメニューを見ることのできる『Putmenu』をご紹介♪

●Putmenu
http://boxyz.com/putmenu/

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y.kawano

y.kawano

総合政策室株式会社ウェブレッジ
株式会社ウェブレッジのマーケティング・広報を担当している他、個人で美容関連サイトの運営もしています。 IoTに関するノウハウ・最新情報などを配信していきます。

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