ラップで学ぶスマホマナー本が出版!|木暮祐一のぶらり携帯散歩道

公開日: : 最終更新日:2016/07/04 モバイル研究家コラム, 木暮祐一のぶらり携帯散歩道

このほど、『スマート本 スマホについてラップした本』(KUROCK出版)という書籍が発売されました。早速、入手しましたがこれが抱腹絶倒。そして、心地よいテンポでスマホをめぐる様々な問題やマナーなどを頭に叩き込むことができそうなんです。

情報モラル教育に応用できそうな予感

 私のゼミに所属する学生のうちの17名が、小中高生にスマートフォンの安全な利活用を教えるべく、要請があった学校等へ出前授業に出向いていくという活動を行ってくれています。具体的には、総務省、文部科学省、電気通信事業者協会等の支援により、マルチメディア振興センター(FMMC)が2005年11月から全国規模で実施しているインターネットの安心・安全に関するガイダンス事業「e-ネットキャラバン」に参画し、全国初となる「e-ネットキャラバン学生講師」としての認定を受け、青森県とその隣接県まで出張し出前授業を行っています。さらに青森県警察からは「サイバー犯罪対策ボランティア」の任命も受け、こちらも県警察が各所で実施するイベントや小中高校等への出前授業に協力し、講師を務めてくれています。

 e-ネットキャラバンのほうは教育教材が充実しているので、それらを使わせていただいておりますが、県警察の講師を実施する際は、学生たちが創意工夫して教材を作成しています。教材のネタ元としては情報処理推進機構(IPA)などが公開しているVTR教材などを活用させていただいてますが、正直なところこれらの教材は「まじめ」すぎる印象も。できたら小中高生にもっと興味を引くような弾けた教材も無いものかと学生ともども考えていたところでした。

 そんな矢先に、この素敵な書籍を発見! ラップのテンポと分かりやすいイラストで「子どもたちがスマートフォンを安全に利用するために必要な知識を楽しみながら学べてしまう」という本なのです。その内容も、LINE乗っ取り、スマホ依存、スマホフケ顔、ネット私刑、オレ通信、炎上、歩きスマホ、ネット詐欺、リベンジポルノ、バカッター、ネカマ等々、学ぶべき内容をしっかり網羅しています。しかも子どもたちへ知ってほしいメッセージだけではなく、大人にこそ知ってほしい、守ってほしい「マナー」や「知識」もテーマとして取り上げられています。専門用語もしっかりと書籍の中で解説されています。

『スマート本 スマホについてラップした本』(KUROCK出版)

『スマート本 スマホについてラップした本』(KUROCK出版)

購入時のお約束から使いこなしまで

 本書の構成ですが、まずは「イントロ」から始まります。このページは見開きで、スマホをねだって購入するというシーンからスタートします。周囲の友達がみんなスマホを持っていて、持っていない自分がスルーされてしまっている…、ではどうしたら親御さんに購入してもらえるか? やはり、ちゃんと親子でルールを決めてから、購入しましょうね、という当たり前といえば当たり前の話も、この書籍ではこんなテンポです。

イントロでは、スマホ購入のきっかけや、購入時は親子でルールを決めようといった基本的なところから始まりますが、さっそくこういうノリです

イントロでは、スマホ購入のきっかけや、購入時は親子でルールを決めようといった基本的なところから始まりますが、さっそくこういうノリです

 その後は、「とどけよメッセージ つながれよジョウジ」「ネットはコウダイ はまりそうカイ」「個人ジョーホー 管理ジューヨー」「ゲームやアプリ スゲータップリ」「マナーやモラル フツーにマモル」「スマホのキノウ ハイテクジジョウ」という6章構成で、合計96項目にわたる「スマホのホント」なネタが続いていきます。

ともあれ、書籍はこんなノリで96項目にわたるネタが続いていきます

ともあれ、書籍はこんなノリで96項目にわたるネタが続いていきます

 まずは、軽いテンポで、この書籍をお手にとって、楽しくスマホのモラルを学んでみてください。

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木暮祐一
1980年代後半より日本の携帯電話業界動向をウォッチし、携帯電話関連媒体の立ち上げや執筆などに携わる。2000年にはアスキーで携帯電話情報ニュースサイトを立ち上げ編集長を務めた。ケイ・ラボラトリー(現、KLab)を経て2009年に大学教員に転身。2013年より青森公立大学経営経済学部准教授。黎明期からの携帯電話端末コレクションも保有し、その数は1000台以上。株式会社ウェブレッジ社外アドバイザー

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